ここでは私が魅せられモロッコで2年間修行した究極のタイルモザイクを紹介します。

このモロッコのモザイクは現地では‘ゼッリージュ’と呼ばれ、モロッコ国内のみならず
イスラム世界やヨーロッパ各国で親しまれていて現在でも発展しているタイルモザイクです。

モロッコは5世紀前半までローマ帝国の支配の後も、ビザンチン帝国、西ゴート族に占領され、
7世紀後半から8世紀前半にかけてアラブ人によりイスラム化されました。

‘ゼッリージュ’は10世紀に出現し、現スペイン南部アンダルース地方で発達しました。
2000年経った今でも見事な構図、鮮やかな色彩を残すローマンモザイク。
素材・技術とも、より一層洗練され、後世の芸術家に多大な影響を与えたビザンチンモザイク。
これらの時代を経て、イタリアのマジョルカ焼やアンダルースのアズレホ焼の陶芸における発色、
イスラムの宇宙的幾何学模様が相まって、いま現在でも発達し続けているゼッリージュはまさにタイルモザイクの集大成といえるのではないでしょうか。

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四角いタイルに墨付け。

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墨どおりにハンマーでカット。

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カットしたいろんな形のタイルを裏返しに並べてモルタルを流してパネルを作る。

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パネルを現場で設置。

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修行時代。一番右が25才の私。

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いろんな形をしたタイルピース。

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美しい。