INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

「土」と「タイル」による表現の可能性

愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」にて、「土」と「タイル」による表現の可能性をライブ感あふれる公開制作で探りました。ガウディ未完の建築「コロニア・グエル」から着想を得て設計した建築作品を、左官の久住有生さんと会期中にわたり公開制作で仕上げていきました。

INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

入口から奥を覗いたところ。一部屋ごとに違う仕上げになっていて、その重なりが美しいハーモニーとなっています。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

会期中は同時に施工することもありました。これは、見せ場のひとつであった入口付近。久住氏が土を塗り、土が乾く前にタイルを埋め込みました。土が押し付けられて、ドーナッツ状になったタイルの真ん中から出て来ることを計算してデザインしたタイルです。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

仕上げは常に話し合って決めていきました。一部屋仕上げては、全体のバランスを見ながら次の仕上げを話し合います。左官とタイルのセッションが実現しました。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

ドーム天井を彩るタイル。ここを仕上げていく時に、このタイルの可能性を改めて感じながら施工しました。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

ガウディ建築から着想を得てデザインしたタイル。張り方によって全く違った表情を見せます。このタイルの名前は「アマーネ」。命名は久住氏です。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

今回タイルデザインをする時に命題の一つとしていた、タイル職人が左官仕上げのようにその場その場で仕上げを変えていけるデザインを実現しました。職人に自由を与えるタイルとなりました。角度を変えれば表現は無限大です。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

Euclidにて絵付けを担当している吉永が、一枚一枚会場にて手描きしたタイル。モチーフはガウディのグエル公園やスペインから連想。ブルーのタイルと対照的な暖色でまとめた色合いです。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

ガウディ未完の建築のひとつである、コロニア・グエル教会、並びに「逆さ吊り実験」から着想した空間作品はガウディへのオマージュとなりました。
INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディ-塗る、張る、飾る!」

青く光る水面のように、キラキラときらめくタイル。

タイルデザインのコンセプト

ガウディの幻想とタイルの理想を追って
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