ユークリッドとは、異能のタイル職人白石普と吉永美帆子の二人からなるタイルデザイン、タイル制作、タイル施工の全てを行うタイル職人ユニットです。 幾何学の父といわれる偉大な数学者の名に因むと同時に「ゆーくりっと」いいものを作り出すという想いが詰まっています。昨今の合理的かつ均一的な工業製品化したタイルに対し、焼き物らしさと装飾にこだわったタイルを生み出し、豊かな心を持つ暮らしを、タイルを通して伝えていきたいと考えています。空間をデザインし、タイルを手作りし、現場施工にこだわり、装飾に特化した異能のタイル職人ユニットとして、更なるタイルの可能性に挑戦し続けます。

白石普プロフィール写真
白石 普(Shiraishi Amane)
プロフィール      
1970年 東京都出身。 芸術一家に生まれ育ち幼少より美術、芸術に親しむ。
1991年 イタリア・シエナ大学留学。イタリアやギリシャ各地を歴遊しローマ遺跡やビザンチン建築に興味を持ち、帰国後タイル職人となる。
1995年 イスラムの幾何学モザイクに魅せられモロッコ・フェズのモザイク工房で2年間修行、モスク建設などに携わる。
2003年 白石普タイルワークス設立。
2011年 中野区鷺宮にタイル工房「アトリエ ユークリッド」設立。
美術タイルの分野を切り拓き異能のタイル職人として知られ始める。
2016年 INAXライブミュージアム10周年特別展「つくるガウディー塗る、張る、飾る!」久住有生氏と協働制作。
2017年 吉永美帆子と株式会社Euclid/ユークリッド設立。
2020年 BAMBOO EXPO 14にて小坂竜氏の原画をもとにタイル大壁画制作。
2022年 ジブリパーク「ジブリの大倉庫」にて中央階段のタイル装飾を担当。 https://ghibli-park.jp/about/daisouko.html
資格      
1級タイル張り技能士。
足場組立作業主任者、有機溶剤作業主任者、フォークリフト、玉掛、研削といし、職長教育。
受賞      
「タイル施工例コンペティション2014」一般来場者賞(2014)
「第12回西洋美術振興財団賞」文化振興賞(2017)

タイルと私

「タイルの魅力って何ですか?」とよく聞かれます。
水や紫外線に強く、汚れもつきにくく、色あせない機能性に優れた建材です。と答える人が多いでしょう。その通りだと思います。ただ私を最も魅了させるものは、タイルの持つ表現力です。
 私はタイルを張る職人として長くキャリアを積んできました。しかし、与えられたタイルを張るだけではもの足らず、タイルをデザインし、自らの手でタイルを作りたいと思うようになりました。メーカーが作るタイルも現場に張られなければ半製品です。デザイナーやメーカーから与えられてタイルを張るだけでは半人前の職人だと思うようになったのです。自分の力で、半製品ではなく完成品を、半人前ではなく一人前にと一念発起し、タイルを作りはじめて15年が経ちました。今でも失敗の連続ですが、以前より楽しく仕事をしています。
 粘土を練って焼くタイルは、色と形が自由自在に作れます。機能だけではなく、意匠的にも万能なのです。建物を彩り、形で視覚的に楽しませてくれるタイルこそが私自信の表現です。歌手が歌で人を感動させるように、料理人が料理で人を幸せにするように、私はタイルで人を楽しませたい、感動させたい、幸せにしたいと思っています。
 タイルは、人類とともに進化してきました。進化させることが創造するということだと思います。私の仕事はタイルを創造することです。そしてタイルに囲まれて暮らす人たちの笑顔を想像することが、私の幸せなのです。  「タイルの魅力って何ですか?」とよく聞かれます。 その答えを探し求めることが、私の生きがいなのかもしれません。

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吉永美帆子プロフィール写真
吉永 美帆子(Yoshinaga Mihoko)
プロフィール      
1979年 東京都出身。
2002年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。
2012年 画家として活動していたが、額縁の中に留まらず空間の意匠や装飾性によって生まれる暮らしに密接した美術を探求するためタイルの絵付けを始める。
2013年 半製品のタイルを制作するだけでは飽き足らず、自ら空間におさめたいと考え、タイル職人を志しタイル工房「アトリエ ユークリッド」の門を叩く。
2017年 白石普と株式会社Euclid/ユークリッド設立。
2020年 個展「タイルの宇宙」銀座・ギャルリー志門
吉永美帆子展 「タイルの美学、絵の幾何学」
銀座・ギャルリー志門
資格      
2級タイル張り技能士。
学芸員資格。

理念 / Idea

株式会社Euclidの社名は、幾何学の父といわれる偉大な数学者の名に因むと同時に‘ゆ〜っくりと’いいものを作り出すという想いが詰まっています。

昨今の合理的かつ均一的な工業製品化したタイルに対し、焼き物らしさと装飾にこだわったタイルを生み出し、豊かな心を持つ暮らしを、タイルを通して伝えていきたいと考えています。 空間をデザインし、タイルを手作りし、現場施工にこだわり、装飾に特化した異能のタイル職人集団として、更なるタイルの可能性に挑戦し続けます。

七芒星作図

logoマークについて

Euclidのロゴマークは七芒星です。古代ギリシャ人が、定規とコンパスでの作図法が見いだせなかった多角形の中で、最も辺の数の少ない正七角形は神秘的に包まれています。

七角形の内角の和は900度。七芒星の残りの角度は三角形が七つあり、三角の内角の和180度が七つで1260度。

陶芸は日が起こす神秘であり、ユークリッドが作るタイルの焼成温度が900度から1260度で七芒星の角度と同じということで七芒星にしました。いろいろな温度でつくる焼き物の魅力と、いろいろな角度でつくるデザインはEuclidのものつくりそのものです。

株式会社 Euclid

所在地:〒183-0014 東京都府中市是政 6-30-31

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連絡先:Tel : 090-4739-6890 / Tel : 042-306-5390

url:https://euclid-inc.jp/

e-mail:euclid@euclid-inc.jp

業務内容:タイル施工(タイル・石・レンガ・左官)、 タイル制作(デザインからオリジナルの特注タイル、絵付けタイルなど)、 建築家など専門家向けタイルコンサルタント

建設業許可:東京都知事 許可(般ー1) 第151395