中庭のある家 #1
「モロッコのリヤド(中庭のある家)を再現したい」と依頼を受け、日本の陶芸技術でモロッコの中庭を再現しました。
はじめにお話をいただいた時は、モロッコのタイルを輸入して施工しようと思っていました。
しかし、モロッコのタイルは低い温度で焼くため、雨にあたると水を含み、それが凍ると爆裂する凍害にあいやすいのです。
また、釉薬が剥がれやすく脆いという弱点もあります。そこで、タイルを作ることにしました。
白石普の記念すべき手づくりタイル最初の作品です。作ったタイルはおよそ1万個。制作期間はおよそ2ヶ月掛かりました。
2014年 国際陶磁器フェスティバル タイル施工例コンペティション<一般来場者賞>受賞。