学びの場「隣町珈琲」
文筆家・平川克美さんが主宰する隣町珈琲さんhttps://tonarimachicafe.jp/が新しく移転OPENした店舗にて装飾タイルを制作させて頂きました。
タイルは芸術表現の根幹といえる、自然への敬意、生命の営み、天空の配置をテーマにしました。
元は地元で長年親しまれたライブハウスだった場所。その痕跡として音楽 / Musicと語源を同じくするモザイク/Mosaic表現も一部加えています。
エントランス看板はモザイクタイルで装飾しています。テーマは地中海とコーヒー豆。エジプト、ギリシャ、ローマと続いた哲学や天文学、幾何学を感じ、人間の可能性を再発見する空間をイメージしています。パンデミック後に起こったギリシャ回帰、文芸復興のルネッサンス期と重なる今、パンデミック後の発信基地となろうという想いも込めています。
そして、入口の扉を開けた正面に大きな丸い陶板画。ここには、エントランス看板のモザイクタイルがピースの一部として埋め込まれています。
店内中央の柱には、エントランスと入口から抜け落ちたピースについて、哲人たちが議論する風景をレリーフ(浮き彫り)にて表現しています。知への好奇心、探究心は、まさしく空間の柱となりました。
隣町珈琲さんの店内には、文化や歴史、思想などさまざまなジャンルの本や雑誌・約1,000冊がズラリと並んでいます。サイフォンで淹れた絶品珈琲を飲みながら、並んだ本を手にとって読んだり、購入することもできますので是非お立ち寄り下さい。